大谷荘(本郷温泉) 概要・歴史
大谷荘は広島県福山市の本郷温泉にあった旅館、学生寮。県道158号線沿いに位置する。
本郷温泉には1927(大正6)年から1928(昭和3)年まで村営温泉「本郷ラヂウム温泉」があった。
1930(昭和5)年に、知識人として知られた表田幸一郎が、薬師如来の夢を見てから病人救済の為に「本郷ラヂウム温泉」を再開できないか始めた温泉が、大谷荘の始まりだという。
1970年代以降に衰退、旅館として廃業した後、学生寮となったが、それも使われなくなったらしい。エホバの証人の活動に使われたこともあったという。
2010(平成22)年時点で木造二階建て建物はかなり朽ちた状態となり、エレクトーンなどがそのまま留置されていたらしい。
2020年(令和2)年1月時点で現存し、天井や床が激しく崩壊、雨が建物内に直接降り込んでいる。
2014-10-09
2021-05-21