コインスナックオチアイ 概要・歴史
貴重な「オレンジハット」の看板
コインスナックオチアイは北海道空知郡南富良野町のコインスナック。国道38号線沿い、根室本線落合駅近くに位置する。
木造2階建ての古い店舗で、1970年前後の開設と推測される。
閉業時期不詳ながら、2012年時点で既に長らく営業している様子がない。
壁面やビニールテントに「小出石炭」「オレンジハット」「弁当」の文字が見られる。
オレンジハットはコンビニの先駆け的な存在で、1号店は新宿駅からスタートしたと言われている。全国にチェーン展開していたが、現在では群馬県内のロードサイドにある自販機コーナーのみが現役営業している。
コインスナックオチアイも自販機コーナーのみは営業を続け、東芝製ハンバーガー自販機、富士電機製めん類自販機、太平洋工業製トーストサンド自販機などが残されていたため、昭和レトロなスポットとして愛されてきたが、2017年までにこれらも撤去されている。2021年10月までに建物中央上のビニールテントがなくなり、2022年6月までに左のビニールテントも撤去、看板も右端の一部を残して剥落している。
店舗跡は向かいにある小出百貨店により管理されていたが、同百貨店も2017年までに閉業、年季の入った3階建ての店舗も不使用状態となった。「ハローガス」「KOKUYO」などの看板が残されている。
2022年6月時点でどちらも建物自体は現存している。
2016-03-01
2022-11-28