小狗子隧道 概要・歴史
鉄道から道路に転用され廃止
小狗子隧道(こぐし - )は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町の廃隧道。国道42号線旧道に位置する。
元々は新宮鉄道の鉄道トンネルだった。勝浦駅 - 三輪崎駅間が1912(大正元)年に開業しているため、この頃の竣工と考えられる。
新宮鉄道は1934(昭和9)年に国鉄に買収されるが、その際路線が付け替えられ、隧道は一旦廃止されたらしい。
戦後になってから改修され熊野街道の車道トンネルに転用されたが、1980(昭和55)年8月に現在の小狗子トンネルに取って代わられ役目を終えた。
延長約約196m。新宮方には「洞満氣意」の扁額がある。
2016-06-09
2022-12-20