松川鉱山は福島県福島市にあった鉱山。金・銀が採掘された。

鎌倉時代の発見と伝えられ、戦国時代は会津の蒲生氏によって経営された。

大正初期に再開され、1928（昭和3）年に瑞宝鉱業(株)の経営に移り、1934（昭和9）年には青化製錬場が設けられた。

太平洋戦争中の1943（昭和18）年、金山整備令により休山。

現在も製錬所跡が残り、青化製錬用のタンクが林の中に見られるらしいが、山道に崩れている箇所もあり天候により接近が難しい。

付近には金谷川鉱山・松川北鉱山・松川南鉱山・小池鉱山・信夫鉱山などがあった。