むつみ屋月形スープ工場 概要・歴史
むつみ屋月形スープ工場は北海道樺戸郡月形町の工場。
むつみ屋は1996年に月形町で創業したラーメン店で、創業者の竹麓輔がテレビ東京系列の「愛の貧乏脱出大作戦」に出演したことなどから拡大、2000年6月に株式会社ハートランドを設立し、一時は直営店、FCを合わせて100店舗を超える大規模チェーンへと成長した。
しかし急速な事業拡大による借入金の増大、競争激化により売上の減少などで苦境に立たされ、2013年11月には経営会社が東京地裁に自己破産を申請、月形総本店も閉店した。
月形スープ工場は全国のむつみ屋のスープを製造していたらしい施設で、2014年7月時点で窓に「売物件」の掲示が設置されている。壁に虹とカスミソウの壁画が描かれた特徴的な建物で、2022年10月時点でも現存し、屋根の一部が変形しているほか、壁の剥落などが見られ、入り口前には雑草が繁茂している。
工場向かって左手100mほどの、月形温泉ゆりかご・月形皆楽公園の近くにログハウス風の本店を構えていたが、2022年11月現在は更地になっている。
また工場向かって右手20mほどにも小規模なログハウス廃墟があるが関係は不明である。
なお、むつみ屋の経営権は別企業に受け継がれ、2022年6月現在も関東で3店舗が現役営業している。また創業者の竹麓輔も2019年頃から別のラーメン店を展開している。
2022-11-08