今出銅山(今出鉱山)は愛媛県八幡浜市(旧・西宇和郡日土村(ひづちむら))にあった鉱山。 18世紀初...

今出銅山 お気に入りに追加

名称 今出銅山
住所 愛媛県八幡浜市
種類 廃鉱・採石場跡
愛媛県の廃鉱・採石場跡
スコア
★★★★★★★★ 32
現況 現存
評価 ■■

今出銅山 概要・歴史

川之石に巨大選鉱場跡

今出銅山(今出鉱山)は愛媛県八幡浜市(旧・西宇和郡日土村(ひづちむら))にあった鉱山。

18世紀初頭に日土村今出川の水源、標高300mの斜面で発見され、以後、採掘と閉山を繰り返す。明治に入り、1887(明治20)年頃から開発され、梶谷坑、平岩坑、見上谷(けんじょうだに)坑などの支坑が次々発見される。煙害が深刻となったことから、1893(明治26)年に浦中友次郎、白石和太郎らの出資により佐島精錬所を開設した。

1937(昭和12)年に昭和鉱業(株)が買収、今出本坑、二坑、見上谷坑、平岩坑などが盛んに採掘される。1940(昭和15)年には川之石に選鉱場が建設され、二坑から約4.5kmの索道が架設された。銅鉱はこの選鉱場から佐賀関の精錬所に運搬された。

太平洋戦争の激化に伴い、1945(昭和20)年4月に休山。

戦後は1948(昭和23)年に東方鉱業(株)が引き受け、1952(昭和27)年から今出本坑、輝坑の採掘が始まったが、品位が低かったこと、銅価格の低迷などにより1958(昭和33)年に閉山した。

今出銅山跡には坑口跡、石積み跡などがわずかに残る。また川之石(地図位置)に巨大な選鉱場跡が見られる。選鉱場のうち、西側の併置部分は宅地開発され、東側の斜面にあった階段状部分は丘として残り、草木に埋もれている。また宅地の中に、敷地がシックナー跡をそのまま利用したらしい箇所が見られる。

(※参考:『八幡浜市誌』(八幡浜市、1987年3月))

今出銅山 画像

今出銅山の川之石選鉱場(1966年1月)
今出銅山の川之石選鉱場(1966年1月)
©国土地理院
(2013年2月)
(2013年2月)
©国土地理院
シックナー跡?
シックナー跡?
©Google
この縁の部分はシックナー跡?
この縁の部分はシックナー跡?
©Google

近くのスポット

今出銅山 関連ブログ・参考リンク

こうちゃんの落し物 : 今出銅山 - livedoor Blog(ブログ)
https://hahafunfun.livedoor.blog/archives/1937356.html
穴ナンドを探検した後のお話だよ ( ^▽^)ノお昼になったのでチャンポンを食べて体力復活 (`・ω・´)シャキーン今出銅山の探検へと向かいます 場所はこの辺 ☆ヽo( ̄∇ ̄ ) ヘ゛シッ銅が鳴の下のとこ 赤丸の場所をウロウロした午後からはsinさんが案内してくれたんよ仕事の途中だけど2時間位なら大丈夫だそう地元の方なのでこの辺は庭みたいなもん まさに百人力
はみ男の日記(仮) : 今出銅山
http://blog.livedoor.jp/hami_orz/archives/52173105.html
たしか4月頃、八幡浜市日土地区の鉱山を合同探索。探索途中にあった片河(カタコ)銅山跡の碑「今出銅山の発祥地 文久年代に活動の文献あり」とある。場所は「銅が鳴」という山の南側一帯いかにも銅が出てきそうな名前の山である。
間口は広いが奥行き無し : 保内町 川之石選鉱場跡 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/awatennbou/archives/1249070.html
14日、伊方町へ行った帰りに保内町川之石に寄りました目的は八幡浜市日土町にあった「今出銅山(◆)」の選鉱場跡を見るためです( -д-)ノ(◆)今出銅山(鉱山)は日土町の今出、高手、田ノ窪、保内町の大内等、諸鉱山の総称「八幡浜いとなみ観光地図」では「神越 謎の人口洞窟」と紹介されていたのでとりあえず喜木の「神越」集落へ移動建設工事中の「名坂道路」近辺をうろうろしながら山を見上げてみたけどそれらしいものは見当たらず・・・(A゜∇゜)ハテッ?
はみ男の日記(仮) : 川之石選鉱場跡
http://blog.livedoor.jp/hami_orz/archives/52377634.html
八幡浜市保内町川之石※2018年5月訪問和田町から楠町にかけてコンクリ遺構が残っている果敢に住宅地を攻める将軍様