延命新地 概要・歴史
延命新地(えんめいしんち)は滋賀県東近江市(旧・八日市市)の八日市駅付近にあった花街。
古くから交通の要衝であったことから、近代以前より遊郭があったものと考えられている。1885(明治18)年には「下等免許地」とされた。
1956(昭和31)年の売春防止法制定、1958(昭和33)年の施行により遊郭は解体され、跡地は住宅地や飲食店街となっている。地域の1/3を超える敷地を料亭「招福楼」が現在も占めている。
廃墟ではないが、花街時代を偲ばせる風情ある建物が散見される。
2021-09-19