茨戸ハワイランド 概要・歴史
跡地のゴルフ練習場も閉業
茨戸ハワイランド(ばらとハワイランド)は北海道石狩市花川東にあったレジャー施設。札幌市北区茨戸と、旧・石狩町の境界付近に位置していた。
昭和44(1969)年4月、経営母体の茨戸観光が総額6億円を投じてオープンした。ホテル白鳥閣や温水プール、ボウリング場、パノラマ浴場などを備えたレジャー施設であった。
「南の国ハワイがそのまま引っ越ししてきた」をコピーとし、温水プールはドーム状施設の中にヤシの木やバナナの木が植えられていた。
オープン当初は多くの客が詰めかけたが、その後は客足が伸びず、1970年代に休業。1988(昭和63)年に閉業した。
閉業後も、主となるドーム以外は解体、ドームは中途に解体された壁面が骨組みだけの状態となっていた。一時は壁面が修復され倉庫として利用されていたとも言われるが詳細不明である。
その後1993(平成5)年までにドームは解体、跡地にゴルフ練習場「デイライトゴルフプラザ」が開業した。
「デイライトゴルフプラザ」は2014〜2016年に閉業。その後防球ネット部分は解体撤去されたが、2019年6月時点で建物や看板は現存している。駐車場は転用されている。
なお、付近には「茨戸ハワイランド」時代の遺構と見られる土台(支柱跡?)が複数見られるらしい。一辺は数百メートルにも及ぶ長方形状に並んでいるという。
痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません
2014-02-09
2020-01-06