花岡鉱山 概要・歴史

花岡鉱山(はなおかこうざん)は秋田県北秋田郡花岡町(後の花矢町、現・大館市)にあった鉱山。

1885(明治18)年に発見。主に黒鉱と呼ばれる閃亜鉛鉱や方鉛鉱、他に亜鉛や鉛、金、銀などの貴金属が採掘された。日本の金属鉱山としては珍しく、大規模な露天掘りが行なわれていた。

経営母体は坑口によって異なり、同和鉱業、三菱鉱業、日本鉱業などが参加したが、最終的に同和鉱業だけが残った。

戦後は松峰鉱山など支山の開発に注力し、採掘・鉱石運搬(トラックレス方式)など様々な面で新技術を導入するなど積極的な事業を展開した。国内屈指の鉱山として操業を続けてきたが、1994(平成6)年に採算性の問題から採掘を終了。現在では同和鉱業の精錬、リサイクル工場が稼働している状態である。

1945(昭和20)年6月30日に発生した花岡事件の舞台としても知られる。花岡鉱山で中国人労務者が蜂起し日本人を殺害、その後鎮圧された事件であった。戦後、過酷な労働環境について損害賠償請求裁判が提訴された。

また大館駅との間に同和鉱業花岡線が敷設されていた。花岡鉱山からの鉱石輸送を目的として、1914(大正3)年に花岡鉱山が開設していた専用鉄道を翌1915年(大正4)年に鉱山と共に藤田組(同和鉱業の前身)が買収したもの。同年に1909(明治42)年に後の小坂線を開業させていた小坂鉄道に譲渡され、1916(大正5)年に旅客営業も行う普通鉄道として開業した。

花岡鉱山の閉山により1983(昭和58)年に貨物営業を廃止。その後しばらく旅客輸送は継続したが、1985(昭和60)年に全線が廃止となった。

花岡鉱山跡地はエコシステム花岡などのリサイクル工場・廃棄物処理工場が数社稼働していたが、2011(平成23)年の福島第一原子力発電所事故により飛散した放射性セシウムを含む焼却灰が持ち込まれていたことが判明。流山市からエコシステム秋田に搬入された溶融飛灰207トンおよび松戸市の約40トンは、薬剤処理のあと2011(平成23)年7月までにエコシステム花岡と鹿角郡小坂町のグリーンフィル小坂によりそれぞれ花岡鉱山跡地と小坂鉱山跡地に埋め立て処分されてしまっていた。

その後、県は定期的に、埋め立て処分施設や中間処理施設の空間放射線量や放流水の放射性物質濃度などを測定しているが、花岡鉱山跡については敷地境界の空間放射線量以外は検出されていない。

状態
2011年09月15日作成  2019年03月28日更新

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花岡鉱山 住所

秋田県大館市花岡町堤沢

花岡鉱山 種類

廃鉱・採石場跡

花岡鉱山 画像・写真

花岡鉱山

花岡鉱山 ストリートビュー・空中写真

花岡鉱山 関連ブログ・参考リンク

花岡事件を歩く③
http://www15.ocn.ne.jp/~mitsuo/hanaoka03.html
しかし、かってこの付近一帯は、花岡鉱山の歴史の中でも、最も重要なところとして、 1916(大正5)年から、1973(昭和48)年の廃鉱まで、約半世紀にわたって鉱山繁栄 の中心となった、堂屋敷鉱山地帯であった。 花岡事件当時も、ここは駅舎をはじめと する
廃墟写真のページ
http://www1.ocn.ne.jp/~ad.shin/page005.html
大きな鉱山なら大きいだけ、廃墟化したときの迫力がございます。 鉱山の雰囲気はそれ が現役であっても素晴らしいものがあります。 地底に潜り、地球と格闘する気合が、それ を 花岡鉱山 付近には廃坑口などが多い。 (1993年11月撮影). 日立鉱山 縦坑跡
Hanaoka Mine
http://www.miningjapan.org/idx/hanaoka/
HanaokaMine本部の玄関脇には巨大な「黒鉱」が展示されている。花岡鉱山は、「黒鉱(Kurokou)」を産する鉱山として一躍有名であった。残念なことに、国内外の鉱業を取り巻く環境の変化により、平成6年に閉山に追い込まれた。私が花岡を訪ねたのは
花岡鉱山01 - プロバイダーサービスZERO
http://orange.zero.jp/zbc54213.wing/hanaoka01.html
地元の方に聞いて釈迦内鉱山の坑口がまだ他にもあるとのことでここにきましたがどうやらこれ以上は奥まで入れない。”お願い”の看板にもあるようにどうやらゴルフ練習場が跡地にできているみたいである。ゴルフ練習場は写真の
同和鉱業花岡線(秋田県)
http://www.cafe-dragoon.net/trip/rosen/kosaka_hanaoka_line/index.html
同和鉱業花岡線(秋田県)◆2014年4月20日(日)撮影国土地理院発行地形図5万分の1地形図(大館)(H13.8.1発行)を引用国土地理院発行地形図5万分の1地形図(大館)(S55.11.30発行)を引用花岡鉱山からの鉱石輸送を目的として、1914(大正3)年
花岡鉱山・松峰鉱山
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/maehasi/mine/hanaoka/hanaoka.html
花岡鉱山は、秋田県の北部大館市にあります。隣町の小坂銅山とともに同和鉱業の鉱山であり、鉱石を運ぶ小坂鉄道が、大館駅近くで小坂銅山からくる鉄路と合流していました。主に、銅・亜鉛・鉛を産出していましたが、この鉱山の特徴は「黒鉱」と呼ばれる特殊

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