木屋瀬炭鉱 概要・歴史
木屋瀬炭鉱は福岡県北九州市八幡西区にあった炭鉱。
当初は金剛炭鉱と呼ばれ、1902(明治35)年頃に木屋瀬炭鉱と改称。その後鉱業権は点々とし、1921(大正10)年12月、帝国炭業株式会社が買収した。
1922(大正11)年にピークを迎え、本坑、高谷坑、野面坑、宮ノ下坑、宮ノ下新坑、末吉坑、笹田坑があり、3,000人近い労働者を擁したという。
1929(昭和4)年5月、麻生商店に買収され九州鉱業株式会社の管理下になる。その後も鉱業権は移り、1962(昭和37)年に閉山した。
地図位置の鞍手軽便鉄道の野面駅(のぶえき)跡付近に金丸坑(金丸鉱山?)があった。
エンドレス橋脚跡と見られる煉瓦遺構などがわずかに残る。また木屋瀬地域交流センター近くの畑に、関連らしい煉瓦遺構がある。
2014-12-18
2024-06-18