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中村炭鉱で雪原を歩く北海道歌志内市炭塵とは石炭が粉化されたもので、坑内爆発の原因になる他、多量吸入すると衛生上問題がある。発生要因としては、切羽での掘進中、炭車への積込作業、運搬・修繕中などとなる。出炭1t当たりの炭塵発生量は23~176gとなり、1立米中50gを超えると爆発の危険性がある。炭塵に点火する最低温度はガスの場合よりも高い820~840℃であるが、メタンガスが少量混入した場合は、更に爆発の危険性は高まる。 明治38年に開坑した本坑は、昭和3年には大資本による経営となり、その後、新歌志内鉱の合併により最も上のクラスにランクされた。昭和39年には鉱業所に昇格したが、相次ぐガス突出事故が発生。それらをきっかけに、1971(昭和46)10月に閉山、翌11月、8ヶ所の坑口を残らず密閉し歴史に幕を降ろす。その後、坑口からの冷泉の発見で、現在は温泉地となっている。地形図が語る大規模な荒れ地のマークを、積雪の時期に訪れてみた。坑口・ズリ山・廃祉・・・( ̄u ̄;)坑道トップページへ