北海道三笠市西桂沢に残る住宅跡。県道116号線旧道に位置する。 付近にあった奔別炭鉱や北炭幾春別炭....

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名称 三笠市西桂沢の住宅群
住所 北海道三笠市西桂沢
種類 団地・住宅・別荘
北海道の団地・住宅・別荘
スコア
★★★★ 53
現況 現存
評価 ■■■
画像 photos 三笠市西桂沢の住宅群の写真

三笠市西桂沢の住宅群 概要・歴史

遺跡のように美しい発電所住宅跡

北海道三笠市西桂沢に残る住宅跡。県道116号線旧道に位置する。

付近にあった奔別炭鉱北炭幾春別炭鉱の炭鉱住宅とも言われていたが、桂沢発電所関係の住宅跡である。

桂沢発電所が1957(昭和32)年9月に運転開始しているため、住宅もこの頃に建設されたものと見られる。1962(昭和37)年の空中写真では、桂沢発電所と住宅遺構の間の部分、現在は更地となっている土地にも住宅が立ち並んでいたことがわかる。同年の郵便区全図(幾春別局)では「発電所社宅 33戸」と表記されている。

1980(昭和55)年の住宅地図では、東側部分(現存部分)は北側が電源開発の「桂友寮」、南側が堀川林業の生産部宿舎となっており、西側(解体部分)は各戸に個人名がある他、北西角は電源開発の「桂水寮」となっている。

1983(昭和58)年になると、西側部分は電源開発の名称が残るものの他は空き家、1989(昭和64)年では西側が電源開発のみ、東側から電源開発が消えて堀川林業のみとなっている。

以上から、電源開発の職員住宅が使われなくなったのは1980年~1985年頃、堀川林業の職員住宅は1985年~1990年頃ではないかと推測される。

2003(平成15)年11月時点で西側の住宅は撤去され、東側の建物のみが残っている。

2011(平成23)年5月時点で残った建物も屋根が抜け落ちているのが確認されており、2018(平成30)年9月時点で壁だけが残り、建物内部にも植物が繁茂している。

三笠市西桂沢の住宅群 画像

三笠市西桂沢の住宅群(2018年9月)
三笠市西桂沢の住宅群(2018年9月)
© 2021 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
壁だけが残り草木に囲まれている
壁だけが残り草木に囲まれている
© 2021 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
三笠市西桂沢の住宅群
© 2021 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
三笠市西桂沢の住宅群
© 2021 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
建物の内部にも草木が繁茂している
建物の内部にも草木が繁茂している
三笠市西桂沢の住宅群
© 2021 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
かつては西側にも住宅が立ち並んでいた(1962年5月)
かつては西側にも住宅が立ち並んでいた(1962年5月)
©国土地理院
(1976年10月)
(1976年10月)
©国土地理院
西側部分は撤去され、東側も既に屋根が落ちている様子である(2003年11月)
西側部分は撤去され、東側も既に屋根が落ちている様子である(2003年11月)
©国土地理院

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北海道三笠市の廃炭鉱住宅 前編|「そうだ樹海、行こう」 |←樹海| ┗(^o^ )┓三
http://ameblo.jp/woncul/entry-10895270145.html
北海道三笠市にある炭坑住宅跡。道道116号を幾春別川沿いにさかのぼり、トンネルを迂回する旧道区間にその住宅跡はある。放棄された後、窓や玄関には板が打ち付けられ、再利用される日を待ったのかもしれないが、その日は二度と来なかった。咲きかけていた桜はまだ木が細く、も