王子軽便鉄道 概要・歴史

王子軽便鉄道は、北海道苫小牧市の王子製紙苫小牧工場から千歳市烏柵舞(うさくまい)の千歳川上流に設けられた自社工場向け水力発電所や支笏湖畔とを結び、発電所の建設資材や支笏湖周辺の森林資源を運搬する目的で敷設された軽便規格の専用鉄道である。貨物輸送のための鉄道であったが、後に一般客扱いも行った。

1904年(明治37年)9月、経営不振に陥っていた王子製紙は業績浮上を新工場に求め、これを設立する最適地を苫小牧村に定めた。工場のための発電所の建設地へ建設資材を運搬するにあたり、当初は馬車軌道を敷設したが、発電機などの大型機械類運搬に対応できないため、すぐに蒸気機関車運転に変更した。その後支笏湖周辺や樽前山麓の御料林からの木材運搬にも使用されて、1935年(昭和10年)には年間20万石以上の輸送量を記録している。また発電所の建設にあわせ、千歳川下流へと終点駅は移動した。旅客扱いは関係者やその家族等に限り当初より行われていたが、1922年(大正11年)からは支笏湖観光の気運を受けて一般乗客を受け入れ、修学旅行などにも使用された。1936年(昭和11年)頃からは支笏湖対岸の美笛(びふえ)から、湖上運搬船を経由した千歳鉱山(美笛鉱山・千徳鉱山)の金鉱石運搬も行っていたが、戦後、道路が整備されるにつれ、トラックや苫小牧市営バスなどの自動車に押されて廃止された。なお廃止に当たっては当鉄道に従事していた人員を自社バスの運行要員に転換している。苫小牧市民は海側に敷設された苫小牧軽便鉄道(後の日高線、現在の日高本線)を通称「浜線」、山側に敷設されたこの専用線を通称「山線」と呼んで親しんでいた。

廃線跡はほとんどが自転車道や道路などに転用されている。

支笏湖湖畔にかかる山線鉄橋は、明治32年に北海道官設鉄道上川線に「第一空知川橋梁」として空知川に架けられていたものが、大正12年に王子製紙の専用軽便鉄道として現在の場所に移された英国製ダブルワーレントラス橋である。昭和42年に王子製紙から千歳市に寄贈され、道路橋・歩道橋に転用された。老朽化のため平成7年から3年間にわたる解体修復工事が行われた。平成19年、経済産業省の近代産業遺産に認定された。

また、かつての分岐点駅には、「分岐点」というバス停が残っている。

地図は山線鉄橋。

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王子軽便鉄道 住所

北海道千歳市支笏湖温泉

王子軽便鉄道 種類

廃線・鉄道駅

王子軽便鉄道 スポット

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ゆるたん。 |支笏湖の山線鉄橋
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