徳瞬瞥鉱山 概要・歴史
徳瞬瞥鉱山(徳舜別鉱山、とくしゅんべつこうざん)は北海道伊達市(旧・大滝村)にあった鉱山。
1916(大正5)年に発見された後、経営権は転々とし、1939(昭和14)年に日鉄鉱業徳舜瞥鉱山が試掘を初め、翌年から本格的に操業開始、1964(昭和39)年3月まで褐鉄鉱を採掘した。
また1954(昭和29)年に硫黄鉱が発見され、1955(昭和30)年6月掘削、1957(昭和32)年11月に硫黄鉱石索道破砕場、胆振線新大滝駅の専用線駅構内貯鉱槽が完成。
1971(昭和46)年3月に閉山した。
胆振縦貫鉄道徳舜瞥駅から空中索道が設けられ、資材の搬入、鉱石の搬出が行われた。
林道ホロホロ山線入り口に鉱山集落があり、小学校跡がキャンプ場になっている。火の見櫓らしき遺構があるほか、索道支柱が数箇所残っている。
また胆振線の新大滝駅跡付近にコンクリート遺構が残る。
2014-11-19
2024-02-25