カルルス鉱山 概要・歴史
カルルス鉱山は北海道有珠郡壮瞥町にあった鉱山。来馬岳中腹、カルルス温泉の北北西約2.8kmに位置する。
1916(大正5)年に佐々木市蔵より発見される。1918(大正7)年、試掘権を得て木村久次郎と共同して探鉱したが出鉱に至らなかった。
その後休山していたが、1941(昭和16)年、北海鉄山株式会社が再開、山元よリカルルス温泉までトラック道を設け、また山元−登別駅間に空中索道架設の準備を行う等、大規模な開発計画を立てた。しかし1945(昭和20)年に太平洋戦争が集結、ほとんど出鉱することなく休山した。
1950(昭和25)年より藤木定により再開、褐鉄鉱が採掘された。
坑道跡で巨大な氷筍(ひょうじゅん)が見られることで知られる。
2014-11-15
2019-11-08