石切八社主神社 概要・歴史
教派神道の神社
石切八社主神社は、兵庫県姫路市にある神社。「IH主神社」等として紹介されていることもある。
山の麓と石段を登った先にそれぞれ神社があるが、二つの神社は別個のもので、上の神社が石切八社主神社である。
伝統的な神社ではなく、戦後間もない頃に大阪の実業家が私財で作った建立したもので、神習教という教派神道の神社だった。「神習教禁麗祈祷教師出張所」との銘板が確認できる。教派神道とは幕末から明治にかけて興った神道系新宗教教団のことで、神習教は東京都世田谷区の「桜神宮」などが現在でも信仰を集めている。
石切八社主神社では生きている人を御神体として奉り、人名の書かれた祠が並んでいた。また神社らしからぬ山門を備えるなどの特徴があった。
朽ちた様相の神社にためか心霊的な噂の流れたことがあったが、根も葉もない風説の類に過ぎない。
2022年11月現在、単管パイプと金網で入口が封鎖されており、管理されている。
2011-11-11
2022-11-07