東京炭鉱 概要・歴史
東京炭鉱(とうきょうたんこう)は東京都青梅市にあった炭鉱。東京都唯一の炭鉱であった。
1935(昭和10)年頃から採掘開始。当初は露天掘りで採掘が行われ、1940(昭和15)年頃には50人ほどの人夫がいたという。戦争の激化で人手不足となり休鉱。
戦後に再開、1949(昭和24)年までは木質亜炭を生産していた。1955(昭和30)年からは大和礦業の経営となり、1958(昭和33)年頃に最盛期に達した。
20mの竪坑を降りて採炭に向かうという条件の悪さから、1960(昭和35)年に廃鉱となった。
坑口跡などはほとんど埋め戻されているが、一部の坑道が確認できるらしい。
また、現在もバス停名に「東京炭坑」の名が残っている。
2017-12-20
2019-12-26