美和コーポ 概要・歴史
空家対策特別措置法に基づく初の解体
美和コーポは滋賀県野洲市にあったマンション。県道504号線沿い、野洲川橋の西約100メートルに位置する。
鉄骨3階建てマンションで、1972年に設置された。
2010年頃から無住となり、2018年6月の大阪府北部地震で県道に面した南側の壁が崩落、鉄骨や部屋の内部が剥き出しの状態となった。3階廊下の柵や2階天井も崩れ落ちている。
いつ倒壊してもおかしくない危険な状態に加えてアスベストの飛散が苦慮され、近隣から解体を望む声が上がったが、2019年2月現在で所有者の一部に連絡が取れず作業が難航しているとの報道があった。
2020年1月、空家対策特別措置法に基づき、行政代執行でB棟の解体工事が始められた。同法に基づく分譲マンションの解体は全国初と言われている。
隣地に建つ美和コーポA棟は同じく鉄骨3階建てで、住居8室、店舗2室、事務所1室を備えており、B棟が撤去された後の2020年10月時点でも残っていたが、2022年までに解体された。
(※参考:朝日新聞2020年8月23日)
解体され現存していません
2019-02-19
2023-03-22