ダーリントン保護観察所(Darlington Probation Station)はオーストラリア・タスマニア州のマリア島に....

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名称 ダーリントン保護観察所
住所 オーストラリア タスマニア州
種類 刑務所・矯正施設
オーストラリアの刑務所・矯正施設
スコア
★★★ 22
現況
評価 ■■
画像 photos ダーリントン保護...の写真

ダーリントン保護観察所 概要・歴史

泊まれる囚人収容施設跡

ダーリントン保護観察所(Darlington Probation Station)はオーストラリア・タスマニア州のマリア島にある囚人収容施設跡。

保護観察所は離島であるマリア島で1825年より運営され、150人が居住し農業や砂岩からのレンガ及び石灰の製造が行われた。ポート・アーサーに刑務所が新設されたこと、脱走が容易であったことから1832年に放棄された。

1842年に新たな施設により再開されるが、1852年に閉鎖。1880年代に残された建物をホテルに改装しブドウ畑を作る計画が進められたが頓挫した。

1920年からセメント工場や高さ60メートルになる煙突が建設され工業化が進められたが、輸送費がかかりすぎることなどから1930年には閉鎖された。

その後1960年代から同島に残された自然環境が見直され、1971年にマリア島国立公園(Maria Island National Park)が設置されると、ウォンバットやカンガルー、ワラビーなど野生動物の天国であると同時に、かつての囚人施設が残る点が観光利用されるようになった。

朝夕2回のフェリー(夏場は毎日、冬場は週に3日ほど)でしか行き来できず、入園料が必要だが、囚人収容施設跡に宿泊できる点が魅力の一つとなっている。また、巨大なセメントタンク遺構などを見学できる。

注意 痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません

ダーリントン保護観察所 画像

ダーリントン保護観察所
ダーリントン保護観察所
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実際に宿泊できるかつての囚人施設の部屋
実際に宿泊できるかつての囚人施設の部屋
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近くのスポット

ダーリントン保護観察所 ストリートビュー・空中写真

ダーリントン保護観察所 関連ブログ・参考リンク

ダーリントン保護観察所。 | 日本の隅っこ。
https://ameblo.jp/tazdev/entry-10801885501.html
2010年に新規に世界文化遺産に登録された「オーストラリアの囚人遺跡群」。オーストラリアがかつて、イギリスの巨大な島流れの地として使われていたことを物語る、オーストラリア各地に散らばる囚人遺跡が数か所含まれています。タスマニア州で登録されているのは、有名観光地兼史上最悪の銃乱射事件が起こった場所として有名な「ポートアーサー歴史地区」、サウスホバートにある「カスケーズ女子工場」、ポートアーサーのあるタスマン半島に存在する「炭坑跡」、そして現在動物の楽園の化しているマリア島にある「ダーリントン保護観察所」の4個所。ダーリントンの建物の一部(ぶっちゃけ刑務所) は、現在バックパッカーズのような宿泊施設として再利用されており、予約すればだれでも泊まることが出来ます。今回の旅行では、バクパッカー料金(大人15ドル)で2泊ほどしてきました~♪……6人部屋に1人で、一部屋貸し切り状態だったのはちょっとビックリ。オンシーズンを過ぎたからか、観光客は比較的少なかったみたいです。