岬陽館 概要・歴史
著名人が数多く訪れた老舗旅館
岬陽館は、神奈川県三浦市にある旅館跡。三崎港の真正面に位置する。
1894(明治27)年に開業。現在の当地は海から離れているが、当時は埋め立てられる前で海岸に面していたため、海岸線に沿った独特な形状の建物だった。
三崎港周辺の旅館の中では一番の老舗であり、著名人も数多く訪れおり、北原白秋など文豪の執筆の場にもなっていたという。
現存建物は客室17室で、そのうち3室が風呂付きとなっている。大浴場「白秋風呂」「利休風呂」や大・中宴会場、会議室を備え、館内には美術品などが展示されていたという。
漁港に面した立地であるため、その日に浜に上がった魚や貝を豪快味わうことができ、名物料理「海のバーベキュー」が人気を博していた。
閉業時期は不明ながら、2007年の電話帳には記載があり、2012年では記載がないため、2010年前後と推測される。
2015年頃に外壁修繕工事が行われたらしい。
2023年7月時点で現存し、外壁や街灯に一部損壊が見られる。また修繕工事の際に組まれた単管パイプがそのままになっている。1階部分の出入り口はベニヤで封鎖されており、一定の管理がなされている。
2023-07-10