廃船SSアメリカ号(スペイン) 概要・歴史
SSアメリカは、ユナイテッド・ステイツ・ライナー社により1940年に建造された蒸気船。
当時としては数少ない豪華大洋横断船で、1940年8月22日に処女航海を行った。
1941年にアメリカ合衆国海軍に徴発され、USSウェスト・ポイント(USS West Point:AP-23)と改称の上、兵員輸送に用いられた。
第二次世界大戦後はニューヨーク-ルからフランスのアーヴルなどを経由しアイルランドのコーヴへ向かう航路に就航。
1952年にユナイテッド・ステーツ号が就航すると、アメリカを代表する蒸気船の地位を奪われつつも愛され続けた。
1964年にギリシャのドリス・ライン社に売却されクルーズ船として航行されたものの、老朽化から1980年代には退役。
1993年にプーケット島へ洋上ホテルとして改装するために回航中、大西洋上で難破しカナリア諸島・フエルテベントゥラ島に漂着。そのまま放棄された。
2000年時点ではまだ船体が直立しているが、2006年までに徐々に左方向に傾き、2007年には完全に横倒しになった。その後船体は崩壊、完全に水没し、洋上からは存在が確認できなくなっている。
2011-12-17
2019-11-25