桂月荘 概要・歴史
アクセス路の吊り橋が通行禁止
桂月荘(けいげつそう)は北海道上川郡上川町の層雲峡温泉にあったホテル。
1959(昭和34)年に国鉄職員のための保養所として開業。
1979(昭和54)年5月3日に火災が発生し全焼、5人が負傷している。桂月荘は1979(昭和54)年に一旦閉鎖されているが、この火災が原因になったらしい。
1982(昭和57)年に国鉄共済組合層雲峡保養所「桂月荘」として再建。鉄筋3階建建物で、和室19室、洋室2室、他に大広間、宴会場、レストランなどを備えていた。
1997(平成9)年に層雲閣グランドホテルがJRより取得、姉妹館として再発足。
「るるぶ情報版北海道'02~'03」(JTB、2002年5月)では「公共の宿の流れを受けつぎ、低料金で泊まれるのが嬉しい」「希望者は姉妹館の層雲閣パブリックスペース利用可能」と紹介されている。料金は1泊2食付で6,000円~だった。
2005(平成17)年11月に閉館。
石狩川に架かる吊り橋「かつら橋」を渡って行くが、老朽化のため危険な状態となり、2018(平成30)年時点で建物は現存するが、吊り橋は通行禁止になっている。
(※参考:『北海道の消防の現況 昭和55年版』(北海道総務部防災消防課、1980年3月))
2014-11-21
2024-05-22