下地島の廃墟 概要・歴史
下地島(しもぢじま)は上地島と共に新城島(あらぐすくじま)を構成する沖縄県八重山郡竹富町にある島。宮古島周辺の下地島とは異なる。
南北約1.3km、東西約1.5kmの略半円形で、15世紀頃から居住者があり、元々は北部に集落があった。
1953(昭和28)年6月6日、大原中学校下地分校が閉校。翌1954(昭和29)年4月5日に大原小学校下地分校が閉校。
1955(昭和30)年頃から西表島や石垣島への転出が増加し、1962(昭和37)年8月に最後の住民が上地島に移転して、下地島は廃村となった。
1965(昭和40)年より牛の放牧に利用され、外周部の森と海岸以外は全体が肉用牛の牧場になっている。牧場の管理人のみは滞在しているらしく、2016(平成28)年現在でも住民登録上は2名の記録がある。
内陸に通じる道沿いに廃屋、廃校記念碑、発電所跡らしき施設などがある。
また中森(波照間ムリ)などの遺跡が見られる。
2015-11-10
2019-11-22