天空のゴーストタウン(Ghost Town in the Sky) 概要・歴史
天空のゴーストタウン(Ghost Town in the Sky)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ヘイウッド郡マギーバレー(Maggie Valley)にあった遊園地、テーマパーク。バック・マウンテンの頂上、標高約1,400メートルに立地する。
1961年に西部劇の世界をテーマとしてオープン。チェアリフトかケーブルカーでアクセスする仕組みだった。一時は年間62万人もの人々が訪れたという。
R.B. Coburnが開業し、1973年にNational Servicesに売却されるも、1986年にCoburnが買い戻し、その後ローラーコースター「Red Devil」などの遊具が増設されている。
これらの遊具やチェアリフトとケーブルカーには多額の維持費が必要で、段々と手入れが行き届かなくなったらしい。2002年7月16日にはチェアリフトが停止し2時間もの間立ち往生する事故が発生。その数日後に天空のゴーストタウンは閉業、売りに出されたまま数年間放置された。
2006年8月に買い取られ、3,800万ドルもの修繕費用が投じられた上で2007年5月25日に再オープン。同パーク内で撮影された映画「Dean Teaster's Ghost Town」の公開に合わせたものだった。
2009年に経営破綻するが、同年末までは営業が続けられた。
2010年2月5日に大規模な地すべりが発生、パークにつながる唯一の道路が封鎖されている。
2012年2月にAlaska Presleyにより落札され、同年6月29日に一時的に一部がオープンした。2013年にも限定公開が予定されていたが、放置期間の間に遊具等は劣化、さらに破壊行為や盗難などがあったため、法的基準を満たすのに巨額の費用が必要となった。
2014年に売却され、2015年10月に2016年6月の再オープンが告知されたものの、果たされないまま再売却されている。
2018年に、同パークがGhost Town Adventuresにより購入され、2019年の再オープンが目指されていることが報じられたが、依然廃墟状態のまま放置されている。