グランビュー・オオミヤ 概要・歴史
500人収容可能な和洋宴会場
グランビュー・オオミヤは長野県飯田市のホテル。大宮諏訪神社に隣接する。
元々は老舗結婚式場・旅館「ホテル神明閣オオミヤ」として運営されており、1965年時点の空中写真でもそれらしい建物が確認できる。その後に順次増改築されたらしい。
2007年6月に経営破綻した後、経営元が変わって2008年11月に「グランビュー・オオミヤ」として再オープンした。
主となる7階建て(地下2階、地上5階建て)建物は80人宿泊可能で、500人収容可能な和洋宴会場、チャペル、会議・研修施設、日帰り公衆浴場などを備えた。
他に木造2階建ての居宅、鉄筋コンクリート・鉄骨造4階建ての料理店、鉄骨造6階建ての料理店、鉄筋コンクリート・鉄骨造7階建ての料理店、鉄骨造亜鉛メッキ鋼板葺2階建ての倉庫、木・鉄骨造亜鉛メッキ鋼板葺3階建て建物と、多くの建物から厚生されている。
2012年頃に閉業し、2020年時点で入り口にロープが貼られ進入禁止の掲示が設置されている。
2023年6月時点で現存し、主となる建物外壁に経年劣化の跡がいくらか見られ、いくつかの窓ガラスが割れているものの、大きな損壊等は確認できない。敷地内には草木が繁茂している。
ガラス戸には「当面の間休業します」の張り紙があり、建物に貼られた「焼肉ダイニング 金の雫」などの看板は比較的綺麗なままである。
また2019年6月14日付け飯田市長名義による不動産登記名義人である有限会社ケイ・カンパニーに向けた「準特定空家等認定通知書」が、敷地周辺の複数箇所に張り出されている。同通知では「門扉が施錠されていない、窓ガラスが割れている、敷地内にごみ等が散乱している等、不特定の者の侵入を容易に許し、火災または犯罪を誘発するおそれがある状態と認められる」「周辺の保安、防災、防犯等について良好な生活環境の維持を図るために必要な軽微な措置を講じるよう命令することがあります」としている。