五色台売店 概要・歴史
草木に覆われた「たこ焼き広場」
五色台売店は香川県高松市にあった商店。黒峰付近の大崎鼻に位置する。
「たこ焼き広場」「五色台山荘」とも呼ばれる。経営者の自宅を兼ねた2階建て建物で、1980年前後に開設されたらしい。
週末にのみ営業する観光客向けの売店で、たこ焼き、かき氷、カレー弁当などを販売していた。周辺はテラス席や展望台があり、景観に優れた場所だった。
電話帳の記載から2000年頃に閉店したと推測される。
閉店後は自然にまかせるまま朽ちており、2021年12月時点でも現存しているが、テラス席は崩壊し、夏には草木に埋もれる有様となっている。周囲に獣捕獲用の罠がある旨の看板が設置されており、近くを歩く際は注意を要する。
五色台とは高松市と坂出市の境目にある山塊(紅ノ峰・黄ノ峰・青峰・黒峰・白峰山)の総称で、瀬戸大橋などが望める景勝地となっている。
Googleやカーナビ等で「五色台」や「五色台展望台」調べると、この場所に案内されることが多く、手入れのされていない駐車場や荒れ果てた廃墟に案内されて驚く口コミが散見される。五色台の観光を求め場合、少し離れた五色台休暇村へ行く方が推奨される。
2022-04-03