CVS実験場 概要・歴史
昔の未来が残る山中の謎施設
CVS実験場は静岡県の施設。
山中の広大な敷地に綺麗な道路が張り巡らされ、中央には教習コースのような部分がある。西側の入口付近にRC造2階建ての未来的な建築がある。
建物内には建築模型などが展示され、1階シャッターには「CVS」の文字がある。また屋上にはドーム状のビニールテントらしいものが設置されている。
元々は
元々は機械システム振興協会の実験場、研修施設で、1970年代前半頃に道路が整備され、1980~1983年に建物が開設されている。
CVSとはComputer controlled Vehicle System(コンピュータ・コントロールド・ヴィークル・システム)の略で、機械制御による都市交通システムを指す。モータリゼーションの発達に伴う諸問題を解決すべく、新交通システム計画の一つとして通商産業省と機械振興協会が中心となり構想を発表した。1970年に開催された日本万国博覧会の自動車館で展示されたコンピューター制御の電気自動車を基礎に、1970年4月より基本計画策定に着手。1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会では1.6kmの周回コースに停留所5か所を設け16台の車両で会場内のアクセスを担った。
オイルショックを経て経済性が重視されるようになり、新交通システムは列車型のものが中心となった。
御殿場市のCVS実験場がいつ頃まで使用されていたのかはっきりしないが、2016年時点で入口が封鎖されている。2020年時点で廃墟として言及されており、建物のタイルなどはボロボロになっていたらしい。現在は御殿場市の管理下にあるらしく、刈払いなど一定の手入れが行われており、道路にも荒れた様子はない。入口にはバリケードが設置されている。
西側入口には「山火事に注意」のゲートが残っている。