オーシャンサイドヴィレッジ 概要・歴史
志摩の放棄別荘地
オーシャンサイドヴィレッジは三重県志摩市にある放棄別荘地。
1970年頃から販売の開始された周囲3kmほどの別荘地で、第一期のみで80区画43万㎡が売りに出された。
土地の値上がりを見込んだ投機的な別荘地だったため、実際の別荘はまばらにしか建てられなかった。道路やインフラの管理も行き届かず、別荘地全体が次第に見捨てられた土地となり、残っている別荘建物も一部が半壊または全壊し朽ち果てている。別荘地内には錆びついた廃車なども放置されている。
道路も草藪に覆われ、小型の四輪駆動車であれば途中までは登れるものの、上層部については徒歩でも通行困難なほど荒れ果てている。
最上部には展望台があるが、貯水槽を兼ねた簡素なもので、アプローチもほぼ藪となり到達至難である。
オーシャンサイドヴィレッジは(株)東建が伊勢志摩エリアに開発した「東建パールランド」の一つで、周辺には磯部町的矢、磯部町穴川斧峠など計6箇所の「パールランド」があった。このうち南志摩パールランドについては、デベロッパーである(株)東建は1981(昭和56)年に破綻した後もオーナーズクラブによる管理が継続されているが、その他はほぼ放棄された状態にあるらしい。
2024-04-28