旧・遠野宝物館(上閉伊郡宝物館) 概要・歴史
緑のもこもこ収蔵庫
旧・遠野宝物館(上閉伊郡宝物館)は岩手県遠野市にある施設。
遠野南部家所蔵の遺品を展示・保管するため、1925(大正14)年に遠野地方で最初に建てられた鉄筋コンクリート2階建て建物である。
郷土教育に資するため、当時の上閉伊郡長・佐藤民三郎が発起人となり、町民の寄付によって建築された。床面積は約160㎡で、施工は西村工作所による。
火災や盗難を防ぐために堅牢な作りとなったが、防寒や防暑の考慮がなされなかったため、守衛にあたった者は寒さ暑さに困らされたという
1926(大正14)年に遠野開町三百年祭を祝して開館し、勤王五世の遺品などが展示されていたが、約1年で閉館した。
1937(昭和12)年からは遠野町立図書館として使用され、1980(昭和55)年に同図書館が開館してからは、遠野市立博物館の収蔵庫として使われている。当時、外壁は洗い出し仕上げであったが、現在は吹き付け塗装が施されている。
収蔵庫としては現在も使われており廃墟ではないが、夏季は全体が緑に覆われ朽ちた味わいを醸している。
国登録有形文化財に指定されている。
痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません
2025-03-01