宇治茶寮は、京都府綴喜郡宇治田原町にあった料理旅館。国道3号線沿い、瀬田川沿いの宵待橋近くに位置....

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名称 宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館)
住所 京都府
種類 廃ホテル・宿泊保養施設・温泉
京都府の廃ホテル・宿泊保養施設・温泉
スコア
★★★★★★★★★★ 83
現況
評価 ■■■■
画像 photos 宇治茶寮(宇治川...の写真

宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館) 概要・歴史

宇治川の岩風呂旅館

宇治茶寮は、京都府綴喜郡宇治田原町にあった料理旅館。国道3号線沿い、瀬田川沿いの宵待橋近くに位置する。「宇治川の岩風呂旅館」「U茶寮」等として紹介されていることもある。

会食と宿泊が楽しめる小規模ホテルで、道から宇治川に張り出した構造だった。

建物は登記簿上、1963年10月12日に新築されているため、1963年末または1964年初頭頃に開業したらしい。その後1964年と1973年に増改築している。

2000年から債権が株式会社整理回収機構に移っており、2002年には同社が差し押さえを行っていることから、2000年前後に閉業したものと考えられる。

少なくとも2000年代初頭には廃墟として言及されているが、少なくとも2005年時点で既に地上部分は解体されている。当時は道沿いに看板跡が残っており、「ご宴会ご宿泊 宇治茶寮」などの文字が読み取れた。また、川沿いの斜面に降りる階段、および道路下の建物跡が残り、大宴会場や岩風呂などの施設が確認されている。

登記簿の図面上は3階建てだが、3階の図面に「既登記2階部分」との記載があり、実際は木・SRC造スレート瓦葺陸屋根の地上2階地下1階だった。廃墟として知られるようになったのはこの地下部分(図面上1階)で、多くの落書きがされ朽ち果てた状態となった。宴会場は床が腐食し傾いた状態で、地下に降りる金属製の階段も錆付いて危険な状態となっている。

2018年4月8日の「洛南タイムス」(現・洛タイ新報)が、この廃墟で不審火が起こったことを報じている。地上部分は閉業間もない頃に撤去されているため、地下部分の火災と考えられる。ただし2016年頃のブログ記事でも既に火災跡についての言及があり、閉業後に複数回不審火があったらしい。

その後、土地の権利は個人所有を経て2022年に建設会社の所有となり、地上部分について重機が入り作業が行われ、土砂置き場のような場所として現役利用されるようになった。かつての地上部分は「売土地」の看板と簡易なバリケードが設置されているのみだったが、この作業時に強固なバリケードと監視カメラが設置されている。その後も権利が移っているものの、利用方法は変わらないようである。

2023年時点でも地下部分の構造は残っているらしいが、がらんどうで廃墟としても魅力は乏しくなっている。屋内は内張りをすべて剥がされコンクリート剥き出しの状態で、土砂が流入していて元宴会場を埋め尽くしているという。

多くの監視カメラが設置され厳重に管理されている

注意 痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません

宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館) 画像

宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館)
宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館)
©Departure
宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館)
©Departure
宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館)
©Departure
宇治茶寮
宇治茶寮
提供画像 転載禁止
宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館)
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土砂が流入している
土砂が流入している
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岩風呂はかろうじて残っている
岩風呂はかろうじて残っている
提供画像 転載禁止
宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館)
提供画像 転載禁止
この「1階」が地下にあった岩風呂・宴会場部分
この「1階」が地下にあった岩風呂・宴会場部分
登記簿図面より
宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館)
登記簿図面より
宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館)
登記簿図面より

宇治茶寮(宇治川の岩風呂旅館) 関連ブログ・参考リンク

宇治川沿い廃墟 宇治茶寮: 林道・ダム・鉱山の勝手な記録
http://netishim.seesaa.net/article/245617516.html
2012年1月12日 宇治川沿い廃墟 宇治茶寮,三重県、滋賀県 界隈をうろうろしています。 宇治川沿いを 走っていると道中に宇治茶寮という廃墟が有ったのですが、ここ10年ほどで姿を見 なくなったと思って来てみました。 . 喜撰山ダム コンクリートプラント跡
岩風呂旅館1|廃墟二番煎じ
http://nibansenji.com/kansai/iwaburo1.html
岩風呂旅館その1とあるダム湖のほとりに旅館の廃墟が存在する。湖の脇のまさに断崖絶壁に建てられた旅館。遠くから見た感じ、随分と簡素なたたずまいだ。会食と宿泊が楽しめる小規模のホテルだったらしい。早速、地下に降りる階段から潜入してみる。ここはB1部分、フロアは地下
廃墟的絶対静寂空間-宇治川ほとりの岩風呂風旅館其の壱
http://dimensionx.myqnapcloud.com/kikou/view.php?jun=1&cat=0&subcat=20&mob=
ならばということでもう一つ、これも、「八画文化会館」で見て知った、ここからそう遠くではない宇治川ほとりの、地下の部分のみ残っている名称不明の旅館の方にまわってみることにした。ここも事前に、独自に場所を特定していたので、カーナビにポイントを入れて向かうのみ。近く
廃墟巡歴録 : 宇治茶寮
http://tomhet.doorblog.jp/archives/30387075.html
宇治川沿いの、支流と交わり道路が曲がる丁度その角に、嘗て在った料理旅館。道路から見える部分は既に解体され、しかし其の下に未だ残された残骸。其れが、廃墟、宇治茶寮である。
宇治茶寮 ( その他趣味 ) - 昭和の ポンコツ - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/westy6978/15772181.html
建物は解体されてますが、コンクリートの基礎は残ってます。 イメージ 4. 階段で降り 近くの喜撰山にもコンクリート廃墟が有り、不思議な空間になってます(^w^) 自分の住んでいる市にも1箇所心霊スポットとして有名な廃墟がありますが、
料理旅館U茶寮|廃墟WonderAround
http://ameblo.jp/373403/entry-12128378450.html
京都府にある料理旅館の廃墟です。川沿いの岩肌に土台が建設され、地下部分は岩肌が側壁となっているという斬新な造りとなっておりました。立地より、景色の良い和風レストラン・料理旅館として営業されておりましたが廃業。現在は地下部分のみ残し、上屋部分は解体されております
宇治川の畔に佇む岩風呂旅館(宇治茶寮)の廃墟|古都コトきょーと
https://syasin.biz/urbex/iwaburo/
宇治川ラインを通っているととある所にこのような不自然なコンクリート建築物が現れる。宇治川ラインは昔から何度も通行した事があったものの特に気にはとめる事もなかったが、インターネットの情報でここが廃墟と知ってからいつか行きたい場所となっていた。なんとも岩風呂が特徴
宇治茶寮 | Departure
宇治茶寮 | Departure リンク切れの可能性があります
https://www.departure-ruins.com/ujicha/
宇治川の岩風呂旅館としても紹介される。1960年代に開業し、会食と宿泊が楽しめる料理旅館だった。現在は建物の地上部分は解体されているが、地下部分の宴会場や岩風呂が残っている。
旧料理旅館で出火宇治田原町の宵待橋付近 – 洛南タイムス | 高所作業ニュース
http://www.kousyo-sagyo-car.com/%e5%a4%96%e5%a3%81%e6%b4%97%e6%b5%84/%e3%83%9d%e3%83%b3%e3%83%97%e8%bb%8a%e3%80%80/392121.html
8日の午前4時半ごろ、宇治田原町高尾浦山にある宵待橋から大津方面(通称宇治川ライン)に約200㍍の付近にある廃屋、旧「宇治茶寮」で火災があった。けが人や延焼はなかった。 京田辺市消防本部によると、午前4時28分、車で走行していた通行人から「川の堤防みたいな部分から火があがっている」と119番通 ...