大善寺(越生町) 概要・歴史
単管パイプのお堂
大善寺は埼玉県入間郡越生町にある寺院。黒山三滝に向かう道すがらに位置する。
2007年時点で半壊状態となっており、裏手の河原に仏像を祀る祭壇などが設けられている。
2015年時点でさらに崩壊が進み「大善寺跡」と言及されている。
2016年時点で単管パイプが組まれた骨組みにかろうじて屋根の一部が引っかかっているような姿が目撃されており、かつてあった建物は既に崩壊していたらしい。
2023年7月時点でパイプが組まれた土嚢で補強しただけの仮設お堂にいくつかの石仏が鎮座している。
「仏像修理のお願い」として「仏像の修理をいたしたく9月12日に一時お預かりさせて頂きます。修理期間は2週間程と社殿を造らせて頂く期間1週間と合わせまして、3週間程です」との張り紙が残っているが、既にこの紙自体の劣化が進み、いつの9月なのかもわからない。
黒山三滝は越辺川(おっぺがわ)支流の断層に形成された上下二段の男滝と女滝、下流の天狗滝を総称するもので、室町時代には関東の修験道の拠点、山本坊が開かれた。明治には鉱泉が発見され、県内有数の観光地として栄えた。現在も特に夏季は清涼な森の空気を楽しみに訪れる人々が後を絶たない人気の観光スポットである。ただし途中の売店には長らく営業していない様子のものもある。
痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません
2014-01-06
2023-07-13