コラ半島超深度掘削坑 概要・歴史
コラ半島超深度掘削坑(Kola Superdeep Borehole)はソビエト連邦が行った地球の地殻深部を調べる科学的掘削計画。ムルマンスク州、ザポリャールヌイ市から西に10kmに位置する。
1970年5月24日に掘削開始、最も深いものは世界記録である12,261mに達している。
学術研究を目的とし、地殻の下部が地表に近い、バルト大陸地殻(バルト楯状地)の北東部にボーリングで掘られた。
最盛期には16の研究所が置かれ稼働していた。
2008年に施設は放棄され、付属設備も解体されて荒廃が始まった。2010年時点では掘削坑は保存されていたが、崩壊が進んでいる。
2020-04-06