スーラ電離層観測施設 概要・歴史
スーラ電離層観測施設(Sura Ionospheric Heating Facility)はロシアのニジニ・ノヴゴロドの東約100kmに位置するヴァシリスルスク(ヴァシリスールスク)に位置する大出力短波放射による電離層研究施設。ソ連時代の1981年に開設された。ヴァシリスールスク演習場とも言われる。
アメリカのHAARPに似た施設で、気候を制御するための施設だったという。アンテナやレーダー、無線設備の他、研究施設、経理部門、専用変電所などから成っていた。
ニージニー・ノヴゴロドからはバスでルィサヤ・ゴラー(禿山)、そこから渡し船でヴァシリスールスクへ、さらに車でアクセスする必要がある。
一部は現役施設で、すべてが廃墟化しているわけではないが、老朽化が進み閉鎖されている箇所もあり、不法に侵入を試みる者もいるという。
2015-02-22
2019-11-22