天野屋旅館 概要・歴史
夏目漱石「明暗」に登場
天野屋旅館は神奈川県足柄下郡湯河原町の旅館。
1877年に創業。伊藤博文などの著名人が定宿としたほか、夏目漱石の小説「明暗」の中に登場するなど、湯河原を代表する老舗旅館だった。
各地の銘木を多用された歴史的に価値のある建築で、国登録有形文化財に指定されていた。
「交通公社のエースガイド伊豆・箱根・富士」(日本交通公社、1987年)には「味と真心サービス主眼」「貼るの筍・夏の鮎・冬の山菜開運鍋が自慢」「3階、66室」と紹介されている。
2005年4月に閉館し、建物のほとんどは2008年より解体された。
本館が取り壊された後も別荘とプール跡が残されていたが、それも2017年2月までに撤去され別施設が跡地に建てられている。
解体され現存していません
2024-03-02