芳谷炭鉱(芳谷炭坑、よしのたにたんこう)は佐賀県唐津市にあった炭鉱。 享保年間(1716~1736)に発見...

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名称 芳谷炭鉱
住所 佐賀県唐津市北波多岸山
種類 廃鉱・採石場跡
佐賀県の廃鉱・採石場跡
スコア
★★★ 21
現況 現存
評価 ■■

芳谷炭鉱 概要・歴史

芳谷炭鉱(芳谷炭坑、よしのたにたんこう)は佐賀県唐津市にあった炭鉱。

享保年間(1716~1736)に発見。

1885(明治18)年に肥前の石炭王である高取伊好、高島端島大島を経営した竹内綱、その長男でありコマツや唐津鐵工所の創業者となる竹内明太郎ら5名により開坑した。

1894(明治27)年に芳谷炭鉱株式会社が設立され、1906(明治39)年には第三坑の開発に着手。

掘り出した石炭は水運で、1898(明治31)年に現在のJR唐津線が開通してからは鉄道で、唐津港に運ばれたという。

1906(明治39)年には約49万tと県内最大の石炭採掘量を誇った。

1911(明治44)年に、三菱鉱業により買収され、同年には佐賀県内の約半分もの石炭を産出している。

1933(昭和8)年に閉山。

民家の庭先に芳谷炭坑第三抗跡が残る。他に貯水槽の遺構が見られる。

また、石炭発見地である「ドウメキ(トウメキ)」が「矢代(やじろ)町公園」として整備され、記念碑が設置されている。

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近くのスポット

芳谷炭鉱 ストリートビュー・空中写真

芳谷炭鉱 関連ブログ・参考リンク

幕末・明治の肥前 こぼれ話:芳谷炭坑探訪会
http://blog.livedoor.jp/bakumatusaga/archives/51918413.html
本日は、芳谷炭坑探訪会に参加してきました。知らない事をたくさん教えていただき、有意義な一日を過しました。ここは、佐賀県の石炭発見の地でもあるそうです。享保年間(1716~1736)に、岸山のドウメキで農民が焚き火から燃える石・石炭を発見したとのことです。ここに
玉響:「芳谷炭坑」探訪会(2)
https://tamayura.sagafan.jp/e883998.html
 左手に芳谷炭鉱第一坑跡、右手に貯水槽跡がありますとの説明を受けながら進んで、事務所跡、第二坑跡、立坑跡の横を通りかかります。第二坑跡、立坑跡も既に撤去され、「大体この辺りです」という話でしたが、「強者どもが夢の跡」ですね。 炭住跡を抜け、「供養塔」に着きます。 供養塔 大正12年7月、三菱唐津鑛業所が建立した「供養塔」が、かっての寺院跡に堂々とした姿で残っています。御堂跡にはお手水鉢が残り、北に向かって参道が延びていますが、かっては参道の両側に炭住があったそうです。 さらに北に向かうと、煉瓦造りの芳谷炭鉱第三坑口が個人宅の庭先に残っています。 この第三坑口についてはフクダジマ氏のブログに詳しい説明がありますのでぜひ読んでいただきたいと思います。
フクダジマ探検記 芳谷炭鉱
http://kyuragi2011.blog.fc2.com/blog-entry-188.html
佐賀県 唐津市。佐賀県一帯に栄えた唐津炭田は、規模の割に他の炭田と比較して本卸坑口の残存率が低い。ましてや扁額付きの坑口となると数える程しか残されていないのである。その中の一つ、いや代表とも言える大変貴重な明治時代の坑口が奇跡的に残されている場所がある。三菱鉱業 芳谷炭鉱 第三坑である。民家の庭にただならぬ気配を感じて近付いてみると…
芳谷炭鉱 - 近代化遺産 炭鉱
http://allxa.blog114.fc2.com/blog-entry-1771.html