キリン乳業(株)関東工場 概要・歴史
法人税の虚偽申告により有罪判決
キリン乳業(株)関東工場は栃木県日光市の工場。国道119号線日光街道沿いに位置する。
キリン乳業(株)は冷凍製品の製造・販売を行っていた会社で、1986年に、法人税の虚偽申告により当時の代表取締役が有罪判決を受けている。
「キリン乳業」は名古屋に本社と名古屋工場があり、また東京の東日本橋にも営業所があったらしい。電話帳では、東京営業所は1993年のみ、本社と名古屋工場は2001年まで記載がある。これらはいずれも現存しない。
また、関東工場と東京営業所と同じ住所・同じ記載年で「サッポロ乳業販売(株)」の記載もあるが、法人登録情報すら見つからないため、キリン乳業の別名義のようなものと推測される。
関東工場の位置には1977年時点で建物が見られるが、形状が異なるため別施設または改築された可能性がある。
1988年時点で現在と同形状の建物がある。
閉業時期不詳ながら、2011年時点で敷地内に草木が生えつつあり、2015年時点で北側屋根が大きくへしゃげていることが空中写真から確認できる。名古屋工場の情報が途絶える2001年前後に閉鎖されたものと推測される。
2018年7月時点で、日光街道沿いのゲートは門に蔦が絡まり、長らく開閉されていない様子である。
2022年4月時点で複数の建物が現存し、敷地内には車両もいくつか放置されている。また、近傍には社宅跡も残っている。
機械警備が導入され厳重に管理されている。
2019-04-02
2024-02-07