野呂山スピードパーク 概要・歴史
わずか5年で閉業したサーキット
野呂山スピードパーク(のろさんスピードパーク、NSP)は広島県呉市安浦町にあったサーキット。
野呂山遊園地がオープンした翌年の1969(昭和44)年10月19日に開設。翌1970(昭和45)年5月5日にオープニングイベントとして全日本ストックカー呉200kmレースが開催された。
騒音問題やオイルショックなどが重なり、開業からわずか5年後の1974(昭和49)年に閉鎖された。
閉鎖後もモトクロスコース等に利用されていたが、これも閉業した後はしばらく休眠状態となった。1997(平成9)年頃に一部がオートキャンプ場として利用されるようになったが、これも程なくして閉鎖された。
2008~2009年頃に「2009年7月にNSP(野呂山スピードパーク)復活」のポスターや噂がSNS上で広がったが、実際には実現されることがなかった。
閉業後に一度アスファルトを剥がされた部分が、後年になって不自然に再舗装された形跡が空中写真で確認できるため、一時的に再開に向けて再整備されたが頓挫した可能性があるが、詳しい経緯は不明である。
2023年1月時点でコース跡が残り、アスファルトの目地に雑草が茂っている。また事務所兼レストランだった2階建て建物が現存している。
2019-09-07
2023-11-18