加太トンネル上の煉瓦塔 概要・歴史
加太トンネルの煉瓦を焼成した?
加太トンネル上の煉瓦塔は三重県伊賀市にある遺構。
加太越え(かぶとごえ)を通る関西本線加太トンネルは日本で初めて竪坑を使って建設された鉄道トンネルで、延長929.6mと、1890(明治23)年の開業当時は北陸本線・柳ヶ瀬トンネル、東海道本線・牧之原トンネル等に次ぐ長大なトンネルだった。現役のトンネルであり、近代土木遺産Aランクである。
加太トンネル上の煉瓦塔は、この加太トンネルの竪坑に付随する遺構と考えられるが、設置目的等は不明である。
1.加太トンネル建設に使用する煉瓦を焼成した窯もしくはその一部。
2.加太トンネルの排煙設備もしくはその一部。
3.加太トンネル建設時に竪坑で使用した機械類を動かすためのボイラー等の煙突。
等といった見解が見受けられる。
2021-11-24