ジャスコ飾磨店 概要・歴史
貴重な「ジャスコ」遺構
ジャスコ飾磨店は兵庫県姫路市飾磨区にあった総合スーパー。
1971(昭和46)年に開業。「ジャスコシティ名店街」を併設していた。
1993(平成5)年に山陽電鉄の線路を挟んだ南側に「イオンモール姫路リバーシティ」が開設されたことで客足を奪われ、2006(平成18)年に閉業した。
ジャスコはローカルスーパーチェーンであった岡田屋、フタギ、シロの3社が提携し1970(昭和45)年に誕生したブランドで、2001年に商号をイオンに変更、2011年3月以降はブランド力の強化のため「ジャスコ」と「サティ」の店名は段階的に廃止され姿を消している。そのため、閉業時の姿を残すジャスコ飾磨店は貴重な「ジャスコ」遺構になっていた。
建物本体部分はほぼ解体されているものの、入口付近の壁面などが残り、「ジャスコシティ名店街」部分はビニールテントが破れて垂れ下がった状態となっている。
2024年4月現在、カートは撤去され、シャッターに書かれた「JUSCO」の文字は隠されている。SNS等で注目が集まったためか、2022年秋頃に撤去作業が行われたらしい。
商店街の一部店舗は現在も営業しており、「立入禁止」の貼り紙が至る所に設置されている。
2022-08-01
2024-04-10