http://www.aikis.or.jp/~kage-kan/16.Toyama/Uozu_Otani.html
大字坪野の北部にある。かつて大谷温泉の施設があった集落。 現在は何かの施設(山小屋?)が1軒と谷に沿った水田があるのみ。水田および上流の山林所有者の話では、古くは20軒以上の家があり、農業(田)で暮らしていたという。またお宮(左岸の山中)や寺もあったそう。温泉施設の跡も教えていただいた。また集落内には日等上人(大谷の出身)の碑があり、その功績を讃えている(寺の跡か)。 市史によると、大谷温泉は明治3年の開湯。刊行(昭和47年)の少し前、眺望にすぐれ交通に便利な現在地に移転したとのこと。また言い伝えでは、百姓が誤って鍬で白蛇を傷つけてしまい、その途端に田の中から湧き出た水が白蛇の傷を治癒、この水が傷によく効くというので湯屋を開いたという。 なお大谷は近世の新川郡加積郷の大谷村。明治22年上野方村の大字となる。明治5年5戸。神社は白山社。明治の頃から過疎化し、全住民は交通不便・田畑寡少のため当地を捨て廃村。以後耕作のみが続く(角川)。 http://www.aikis.or.jp/~kage-kan/16.Toyama/Uozu_Otani.html