大谷温泉(大谷鉱泉)は富山県魚津市の温泉宿泊施設。 大谷温泉は、天武天皇の時代に一人の農民が誤っ...

大谷温泉 お気に入りに追加

名称 大谷温泉
住所 富山県魚津市大海寺新
種類 廃ホテル・宿泊保養施設・温泉
富山県の廃ホテル・宿泊保養施設・温泉
スコア
★★★★★★ 42
現況 現存
評価 ■■■

大谷温泉 概要・歴史

シロヘビが癒やされた湯

大谷温泉(大谷鉱泉)は富山県魚津市の温泉宿泊施設。

大谷温泉は、天武天皇の時代に一人の農民が誤って傷つけたシロヘビが、近くの田の中から湧き出ている水で傷口を癒したのを発見し、開湯したとの伝承が残る。

1870(明治3)年に再開湯し、1960(昭和35)年頃の火災の後に現在地に移転した。1982(昭和57)年に木造部分の玄関などを改装している。

2013(平成25)に閉業。

2021年8月時点で2階建て建物が現存し、建物の周りに物品が積み上げられている。また宿のものらしい軽トラックとバスが雑草に埋もれて残っており、バスには落書きが見られる。

道路からはこの2階建て建物しかほとんど視認できないが、奥には木造らしい複数の建物があり緑に埋もれていることが空中写真から確認できる。

なお、旧・大谷温泉が立地していた大谷集落は廃村となり、温泉施設跡らしい基礎跡などがわずかに残る。また近傍には大谷温泉スキー場があったが閉業している。

大谷温泉 画像

大谷温泉(2021年8月)
大谷温泉(2021年8月)
©Google
奥では木造らしい複数建物が緑に埋もれている(2016年6月)
奥では木造らしい複数建物が緑に埋もれている(2016年6月)
©Google

近くのスポット

大谷温泉 ストリートビュー・空中写真

大谷温泉 関連ブログ・参考リンク

大谷(魚津市)
http://www.aikis.or.jp/~kage-kan/16.Toyama/Uozu_Otani.html
 大字坪野の北部にある。かつて大谷温泉の施設があった集落。 現在は何かの施設(山小屋?)が1軒と谷に沿った水田があるのみ。水田および上流の山林所有者の話では、古くは20軒以上の家があり、農業(田)で暮らしていたという。またお宮(左岸の山中)や寺もあったそう。温泉施設の跡も教えていただいた。また集落内には日等上人(大谷の出身)の碑があり、その功績を讃えている(寺の跡か)。 市史によると、大谷温泉は明治3年の開湯。刊行(昭和47年)の少し前、眺望にすぐれ交通に便利な現在地に移転したとのこと。また言い伝えでは、百姓が誤って鍬で白蛇を傷つけてしまい、その途端に田の中から湧き出た水が白蛇の傷を治癒、この水が傷によく効くというので湯屋を開いたという。 なお大谷は近世の新川郡加積郷の大谷村。明治22年上野方村の大字となる。明治5年5戸。神社は白山社。明治の頃から過疎化し、全住民は交通不便・田畑寡少のため当地を捨て廃村。以後耕作のみが続く(角川)。 http://www.aikis.or.jp/~kage-kan/16.Toyama/Uozu_Otani.html