大谷温泉 概要・歴史
シロヘビが癒やされた湯
大谷温泉(大谷鉱泉)は富山県魚津市の温泉宿泊施設。
大谷温泉は、天武天皇の時代に一人の農民が誤って傷つけたシロヘビが、近くの田の中から湧き出ている水で傷口を癒したのを発見し、開湯したとの伝承が残る。
1870(明治3)年に再開湯し、1960(昭和35)年頃の火災の後に現在地に移転した。1982(昭和57)年に木造部分の玄関などを改装している。
2013(平成25)に閉業。
2021年8月時点で2階建て建物が現存し、建物の周りに物品が積み上げられている。また宿のものらしい軽トラックとバスが雑草に埋もれて残っており、バスには落書きが見られる。
道路からはこの2階建て建物しかほとんど視認できないが、奥には木造らしい複数の建物があり緑に埋もれていることが空中写真から確認できる。
なお、旧・大谷温泉が立地していた大谷集落は廃村となり、温泉施設跡らしい基礎跡などがわずかに残る。また近傍には大谷温泉スキー場があったが閉業している。
2023-04-28