クルマエビ幼稚児保育所 概要・歴史
クルマエビ幼稚仔保育場は長崎県長崎市にあった海老養殖施設。
沿岸漁家の経営の安定のため、クルマエビ資源の回復と安定を図り1977(昭和52)年に開設。
クルマエビの放流効果を高めるために、中間育成を行っていた。
漁業者数の減少に伴い放流尾数が減り、水産センターの施設内での中間育成が可能となったこと、橘湾におけるクルマエビの漁獲量の激減、主に漁獲されるエビがクルマエビからクマエビに変わってきたなどを理由に、2015年度をもってクルマエビの放流は終了、2016年度からはクマエビのみ放流が行われるようになったため、養殖所は廃止された。
跡地について、運動場への転用案などがあったが、海の一部であり土地として活用するには埋め立てや整備が必要となるため、2023年12月現在も現在も調査・検討の段階で、施設はそのまま現存する。
2023-12-16