ホテル・グラバー邸(五所川原市) 概要・歴史
都道府県にちなんだユニークな部屋名
ホテル・グラバー邸は青森県五所川原市にあったラブホテル。五所川原市から青森市に抜ける国道101号線沿いに位置する。
1985年に開業。
一階がガレージ二階が客室という構造の24棟のコテージおよびフロント棟が楕円状に並ぶ施設であった。
「グラバー邸」という名称は、 幕末に来日したイギリス商人トーマス・グラバーが長崎南山手に完成させた邸宅に由来するらしいが、青森県でなぜこの名前を使ったのかは不明である。
各部屋に都道府県にちなんだユニークな名称があり、「No21福岡 博多人形」「No22青森 十和田湖」「No23鹿児島 桜島」「No25特室長崎 オランダ風車(サウナ付)」「No26特室札幌 すすきの(サウナ付)」「No27千葉 成田空港」「No28愛知 フラミンゴ」「厳島」「No31京都 元禄の舞」「No32新潟 佐渡ヶ島」「No33大分 別府温泉」「No35熊本 水前寺公園」「No36函館 函館港」「No37静岡 天女の調」「No38大阪 かぐや姫」「No50山口 関門海峡」「No51宮崎 日南海岸」「No52滋賀 琵琶湖」「No53特室 東京原宿(サウナ付)」「No55兵庫 神戸」「No56栃木 栃木の女」「No57徳島 鳴門の渦潮」「No高知 宝船」「No60宮城 松島」「No61佐賀 有明海」となっていた。
閉業時期不詳ながら、電話帳には1993~2006年まで記載があり、2006年前後の閉業と推測される。2013年時点でかなり朽ちた状態となっているのが確認されている。
2019年8月時点で現存し、一部に物置として使用されている形跡がある。
痕跡を残しての再利用・一部現役・一部解体等、通常の不使用状態ではありません
2022-04-14