仙台愛宕下水力発電所（青葉電気工業発電所）は宮城県仙台市太白区の広瀬川沿いにあった発電所。「仙台市愛宕山の謎の穴」等として紹介されていることもある。

1920（大正9）年に建設され、翌1921（大正10）年に開業。出力470Wだった。

1929（昭和4）年頃には操業を停止していたらしい。

隣接していた愛宕プールは発電所から導水していたとされ、1943（昭和18）年まで存在した。

岸壁に錆びた鉄扉ついたコンクリート遺構が残り、発電所とは思えない遺跡のような風格を醸している。

2020年12月時点で現存するが、愛宕神社の境内地のため立入禁止となっており、鉄扉で封鎖されている。

すぐそばに「愛宕山横穴墓群」という遺跡がある。