大東鉱山(だいとうこうざん)は富山県富山市(旧・大山町)にあった鉱山。現在の高天原温泉付近に位置...

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名称 大東鉱山(富山市)
住所 富山県富山市有峰
種類 廃鉱・採石場跡
富山県の廃鉱・採石場跡
スコア
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現況 現存
評価

大東鉱山(富山市) 概要・歴史

大東鉱山(だいとうこうざん)は富山県富山市(旧・大山町)にあった鉱山。現在の高天原温泉付近に位置する。

1931(昭和6)年、大東興業がモリブデンを含む輝水鉛鉱の採掘を開始。極めて山深い立地により、鉱山に向かう技師らが登山中に疲労凍死することもあったという。第二次世界大戦中は資材難もあって年間30トンの鉱石を採掘していた。

戦後、1960年代に入ると、鉱山の本格稼働に向けての準備として、事務所兼従業員宿舎が高天原温泉付近から現在の高天原山荘の場所へと移された。宿舎は当初より、登山客の宿泊も考慮されていた。1964(昭和39)年にかけて黒部川右岸に沿って薬師沢出合にかけて、後に登山道として利用されることとなる大東新道が建設される。鉱山の稼働は本格化しないまま、1970年代には山荘の経営権が地元の山小屋経営者の手に移り、モリブデンの採掘権は神道系宗教団体の幹部の手に渡され閉山した。

地図位置は高天原山荘。

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