立山温泉 概要・歴史
幻の温泉
立山温泉(たてやまおんせん)は富山県中新川郡立山町にあった温泉。
歴史は天正年間に遡り、1770(明和7)年以降に本格的に温泉地として整備され、立山信仰の拠点にもなったが、1858(安政5)年の土石流によって壊滅した。
1869(明治2)年頃に新たな源泉が発見され、温泉街が復興。立山砂防事務所が温泉内に設立された1906(明治39)年頃に最盛期を迎え、旅館や宿舎、発電所などが建設され賑わった。
1941(昭和16)年に立山砂防事務所が水谷平に移転すると、温泉も休止。1950(昭和25)年に再開するが、1969(昭和44)年に発生した豪雨により温泉への道が被害を受けたこと、1970(昭和45)年に立山黒部アルペンルートのバス路線開通したことなどから1973(昭和48)年に廃湯となった。
1979(昭和54)年に建物は解体されており、浴槽跡のみが残っている。
なお、立山温泉を含む立山カルデラ一帯は国土交通省による砂防工事が行われており、現在は立ち入りが制限されている。現地を訪れるには立山カルデラ砂防博物館が定期的に主催している見学会などに参加する必要がある。
2011-12-02
2024-04-10