フェステキヨサト(ミルクポット、ポッポ清里) 概要・歴史
実は移設されていた清里のミルクポット
フェステキヨサト(ミルクポット)は山梨県北杜市の飲食店。清里駅近く、県道11号線八ヶ岳高原ラインが八ヶ岳高原線の線路を渡る踏切近くに位置し、大きなミルクポットが目印となっている。
1980年代頃の建築で、「ポッポ清里」「名代そば蔵新」「信州手打ちそば」「甲州ほうとう」などの文字が見られ、複数の飲食店や土産店の入る建物だったらしい。
電話帳には「ポッポ清里」が2011年まで、「そば蔵新」が1997〜2003年まで記載されている。2014年時点で閉業後一定年数が経過している。
なお、名物となっているミルクポットだが、「ふるさと再発見 山梨県」(日地出版、1994年7月)掲載の写真では道路を隔てたグリーンパークの前に設置されている。一方で1997年9月に撮影された動画では既にグリーンパーク前にミルクポットがなく、また「ブルーガイドブック39 甲斐路・清里」(1996年7月第7改訂版発行、実業之日本社)掲載の清里地図でも既に現在地に記載されているため、1994~1996年のいずれかの時点で、グリーンパーク前からフェステキヨサトへと移設されたらしい。新たに歩道を設ける工事のために移設し、その後もグリーンパーク地下は「ミルクポット2号店」として営業したという。
2018年時点で建物は綺麗な状態で管理されており、医療法人が所有する旨の張り紙があった。
清里に残る「ファンシー廃物件」の一つとして長らく知られてきたが、2023年7月頃に改装工事が行われ、その後遂に再開業を果たした。現在は廃墟ではない。
なお、漫画作品『mono』(あfろ)の1巻にミルクポットをモデルとした場面が登場している。
改装・転用・リニューアルされています
2023-05-19
2023-10-30