びわ湖バレイ・カーレーター 概要・歴史
ベルトコンベアでゴンドラが上下
びわ湖バレイ・カーレーターは滋賀県大津市木戸にあるスキー場・びわ湖バレイに設置されていたカーレーター。
びわ湖バレイ自体は現役施設である。1965(昭和40)年に産業経済新聞社がサンケイバレイとして開設した。
カーレーターとは、山の斜面をベルトコンベアにより運ぶ登山用交通機関で、乗客はゴンドラに搭乗する。直線勾配区間がベルトコンベア、乗り場やカーブ、水平区間などはホイールコンベア(複数の車輪を組み合わせたコンベア)で構成される。
サンケイバレイ開設当初は、全長約2kmのカーレーターが約23分で山麓と山頂を結んでいた。乗り心地の悪さなどから1975(昭和50)年10月に廃止され、代わってゴンドラリフトが開業、所要時間は約8分に短縮された。
カーレーター施設は廃止後もしばらくの間はそのまま放置され、アルプスゴンドラからも山中に残されたシェルターを見ることができたが、2000年代の初頭に撤去された。
山頂駅の建物はレンタルスキー小屋として使用され、シェルターの一部も残されていたが、2008(平成20)年の夏頃に取り壊された。跡地はスノーランドの一部となっている。
ロープウェイ山麓駅の脇にはカーレーター山麓駅だった建物が現存し、廃止後しばらくの間はびわこ自然史博物館として使われていたが、山頂駅解体後はそこから移転したレンタルスキー小屋となっている。
2018年現在もなお、山麓付近のカーレーターが路盤跡は木々が薄くなっているのが空中写真からも確認できる。山中には3ヶ所存在していた橋梁のうちの2ヶ所のコンクリートの土台が現存するらしい。他にシェルターの残骸やベルトコンベアなどの部品が散見され、コンクリート製の路盤が残っている箇所も見られる。
なお途中には3ヶ所のトンネルが存在していたが、全てコンクリートで塞がれている。
(※参考:カーレーター - Wikipedia)