御所温泉観光ホテル 概要・歴史
「美人作りの温泉」
御所温泉観光ホテルは徳島県阿波市のホテル。国道318号沿いに位置する。
1963(昭和38)年に開業。2階建て一部3階建て、純和風客室24室、和洋客室2室で舞台付き大広間や天望大浴場、カラオケルームなどを備えた。
宮川内湖畔の山深い立地で、開業当時は関西からフェリーを乗り継いで鳴門や小松島に辿り着き、今ほど店舗等のなかった暗い夜道を1時間ほど走り、さらに真っ暗な山道を登ってから突然現れる宿に誰もが驚いたらしい。
また、硫化水素系にしては硫黄の含有量が少なく、硫黄臭のほとんどないなめらかな肌ざわりの湯は「美人作りの温泉」と評判だったという。
2014(平成26)年1月31日から休業し、そのまま閉館となった。
2019年6月時点で駐車場内などに雑草が茂っているものの、建物自体に大きな損壊は見られない。売物件の看板が設置されている。
2023年6月時点で現存し、かなり綺麗な状態で管理されている。
2019-06-24
2024-05-12