山吹橋 概要・歴史
緑の美麗吊り橋
山吹橋(やまぶきばし)は富山県富山市の廃橋。井田川に架かる。
元々同位置には明治期から橋があったが、1914(大正3)年の洪水で流出したため、木製の吊り橋が設置された。この橋は八尾地域の民謡「越中おわら節」でも歌われているという。
その後1955(昭和30)年10月に、元々神通川に架かっていた「神通川橋」がダム工事により水没することになったため、現在位置に移設再利用され「山吹橋」となったらしい。元々延長55mだったため、両側を継ぎ足し延長78mとした。
主塔には美麗な装飾を施された街灯が付けられ、全体が凝った照明でライトアップされる作りだった。また県道25号側には橋の入り口にも門灯のような街灯が2つ設置されている。
床板の腐食により2012(平成24)年から通行止めになっている。2017(平成29)年の富山県による調査では「主ケーブルの破断・断面減少」と報告されている。
2022年10月時点では現存し、主塔や手すりが緑色のユニークな橋が草木に馴染んでいたが、2023年10月までに撤去された。
解体され現存していません
2022-10-04
2024-10-08