ジャンボクラブ淡路島 概要・歴史
野良猫の棲み家になった淡路島のホテル
ジャンボクラブ淡路島は、兵庫県洲本市にあるリゾート宿泊施設跡。岩戸川河口近くの高台に位置する。
1974年から大倉建設が開始した会員制リゾートクラブの一つで、1970年代半ば頃に建設されている。
Y字型の構造で1階には食堂やロビーと3部屋の客室、2階に客室8部屋、3階に客室5部屋と浴室を配する構造だった。
閉業時期不詳ながら、1990年代中頃までに営業を終えていた可能性が高い。少なくとも2009年時点で廃墟として言及されている。
経年劣化が進み天井等が落ちているものの、2015年時点でもほとんど荒らされていないことが確認されている。また2019年10月時点で多くの野良猫が住み着いているのが目撃されている。
2022年12月時点で建物は現存し、朽ちた様相となっている。隣接住居が番犬を飼って管理している。
なお、この建物の付近は二本の細い道が並走するような、一本の道を中央で仕切ったような独特の道路となっており、土地の権利関係などが複雑であったことが窺える。
なお全国にはジャンボクラブ関連の不使用施設が複数残っている。
2015-09-01
2024-04-23